メンタル不調になってきたなとおもったら試してもらいたい、散歩瞑想

私は比較的周りの人から「いつも元気ですね!」「悩みとかあるんですか?」「輝いてますね!」など、いつもポジティブな言動をとっているように見られていますが、メンタル的に不調を起こすこともやはりあります。
メンタル不調を起こした時に自分を復活させていったオススメの方法をご紹介します。「なにもやる気がおきない」「いつまでも寝ていたい」「仕事がやる気にならない」こんな状況をそのままにするとメンタルの状態はドンドン落ちていきます。ぜひご参考にしてください。

私のメンタルが弱回ってた時、散歩瞑想を始めるまでの状態

私がメンタルが落ちてきた時の状態は、私自体はあまり気づいていませんでしたが、職場で「元気ありませんが大丈夫ですか?」など私の自覚なく周りの人が気付いてくれていました。また、今振り返ると、仕事に気力も無く、家にも帰りたくなく、仕事にも行きたくなく、ただ寝ていたい。と思うような状態が続いていました。1年くらいその状態だったかもしれません。仕事も忙しく、また、考える事が多く休みの日も仕事の事が頭から離れない日が続いていました。そして、家庭でも、子育ての事で妻から色々言われ、家の中でも家の事について、妻について色々と頭の中がぐるぐると思考がいつも巡っていた状態でした。さらに、子供が小さかったこともあり、夜泣きも多く、全くもって頭も身体も休められていなかったのかな。とふりかえります。

自分のメンタルが落ちてる状態を自覚できるようになってきてからは、ドロ沼に落ちたようなこの状態から、抜け出すことは出来るのだろうか?という疑問と不安が大きく感じてました。

そんな状態から抜け出すためにたどり着いた方法が散歩瞑想でした。

頭をリセット。散歩瞑想へ至るまで

散歩瞑想の具体的な方法は後ほどお教えするとして、散歩瞑想に行き着いた経緯について少しお伝えします。そもそもマインドフルネス(瞑想)を日常的に行いたかったのですが、結婚後に子供も産まれると、自宅でマインドフルネスを行うことがほぼ無理でした。自宅では子供が遊びにやってきますし、色々と頭をリセットさせるだけの空間と時間を作ることは出来ませんでした。

常に仕事の事が頭には浮かんでいる状態。若かりし頃は365日24時間、仕事の事をかんがえろ!と考えてましたが、今は仕事のOFFをしっかりと作り、仕事のONでのパフォーマンスを、より高いものにする。と考える事ができるようになっただけに、常に仕事の事が勝手に頭に浮かんできてしまう状態は、良くない状態だと認識していました。また、やる気も仕事の効率も悪いのはこの事が原因として大きい部分でした。

なんとかこの状態から脱出しようと、休日はできる限り静かな場所にいったり、温泉などにいってリフレッシュしたつもりになったりと、色々試みましたが、今ひとつ悪化した状態から抜け出すことは出来ませんでした。理由は、休日に出かけるにせよ家族と一緒だった為、何かしら家族の事を考える頭の思考状態となり、頭もリセット出来なかった為です。かといって家族をおいて単独でどこかに出かけるということは考えていなかった為、平日、休日問わずにこの生活の中でも頭のリセットをする方法を、探してました。

そんな中、以前読んだことのあった、書籍の中に書いてあった、「立ち禅(たちぜん)」の事を思い出しました。立禅とは簡単に表現すると、座禅の立ちバージョン的な内容です。歩きながら足から伝わる感覚や、匂いや音、気温や肌にあたる風の感覚、季節ごとに変わる景色などへ意識を集中する禅の方法でした。これを思い出し、さらに私なりにアレンジして散歩瞑想と命名させてもらいました。

散歩瞑想のやり方

散歩瞑想のやり方は至ってシンプルで、散歩やジョギングしながら、頭の中では何も考えない時間を作る。意識的な思考、認知できる考えが浮かばないようにする。というものです。ですが最初は、歩いていようが景色を見ていようが、頭の中には仕事の事や家庭での考え事が次々と湧き上がって来てしまいます。大事なことは、考え事が湧き上がってきても、沸き上がる思考以外への意識へ集中させて、「考え事はしていない!」という感覚まで引き戻すという事を行い続けることです。
散歩瞑想でも大事な目的は、「頭をリセットさせる」「頭の中の思考を一定時間停止させる」事にあります。もちろん完全に何も考えてない。という状態は身体を動かしている以上無理ではありますが、意識せずに考えが溢れてきてしまう状態をコントロールする。出来るようにする。ということが大事です。

ガチガチの瞑想。というよりは、頭を空っぽのようにして、身体を動かして、精神的にリラクゼーション状態を作っていきます。それでいて効果抜群のその散歩瞑想のポイントは以下の通りです。

歩きながら足の感覚や音、風や匂いへ意識を集中させる

頭から湧き上がる考え、思考ではなく、歩いている時の、足の裏から伝わる地面の感覚。頬にあたる風の冷たさ、温かさ。季節ごとに感じる植物の匂い。そんな体中で感じることが出来る事へ意識をむけて、湧き上がってくる仕事の事や家庭のこと、心配事などの雑念を湧き上がってこないように強制的に止めていきます。

区間を決めて頭の中の思考を強制的に排除させる

雑念を止めようとしても、なかなか雑念を止めることが出来ず、気が付けばいつの間にか考え事をなにかしている状態になっている事の方が最初は多いと思います。そこで最初のうちは、100mや200mの電信柱や建物を目安にし、「そこまでは考え事をとめる!」と設定してみてください。そして、その設定した所までは考え事をしないことに集中します。すると、目標地点を決めないで歩いている時より、目標地点を決めて歩いている時の方が、雑念の抑制、つまり散歩瞑想の深まり度合いが高いです。

頭をリセット出来ていなくても、気にせずに繰り返す

散歩瞑想中の中間での区切りポイントを設定しながら散歩瞑想をおこなっても、頭の披露度合いが高ければ高いほど、地面から湧き出る水の様に、いつの間にか染み出て来てしまいます。それでも大事なことは、考え事が始まったとしても、そのまま考え事に浸るのではなく、考え事をまた始めてしまっている状態を認識した上で、その考え事を辞めて、散歩をしているという側の五感に感覚を移し、またその部分へ意識を集中させていきます。

考え事が湧き出る→それを認識する→散歩している全て感覚へ意識を移行させる→雑念に消す→無に近い状態になる→考え事が湧き出る→・・・・(繰り返し)

この状態を散歩中は何度も繰り返すことになるでしょう。瞑想が出来てない様に思えますが、そのプロセスで 良いのです。

リセット作業を繰り返し継続し、頭を休ませる習慣をつくる

メンタルが弱回っているほど、考え事が湧き上がって来やすく、雑念を止めることがなかなか出来ません。それでも、思考のリセット作業を繰り返し、繰り返し行うことが大事です。これを続けることで雑念が湧き上がらない状態へ、思考を止めるコントロールが出来るようになってきます。その状態を感じることが出来るようになってくるとメンタルも回復してきていることを感じることが出来るはずです。

歩くスピードは遅くてもOKだけど汗ばむスピードがおすすめ

ゆっくり歩きながら散歩瞑想でも問題ありませんが、少し早歩きで少し汗ばむ程度はさらにおすすめ。やはり身体から汗を出す程度の方が、身体にも良いですが、精神的にも気持ち良いです。

さいごに

メンタルが弱回った時の回復させる方法はいくつかありますが、私はこの散歩瞑想をおすすめします。私の様に、子供も小さく、家庭でも頭をリセットさせるコトがなかなか出来ない方には、是非おすすめ。もちろん、旅行に行ったり、出掛けたりして、気分転換も良いのですが、生活の一環として普段から出来る散歩瞑想は頭をリセットさせる習慣を作ってくれます。

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